被収容者のお世話施設の保安警備(刑務官の本音)
職業 | 刑務官 |
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投稿者名 | ゆうじろう 投稿日時:2021/06/26 16:52:50 |
年齢 | 35歳 |
年収 | 400万円以上500万円未満 |
給料 | [5点] |
やりがい | [2点] |
労働時間の短さ | [2点] |
将来性 | [3点] |
安定性 | [4点] |
刑務官に対する評価者の属性 | 過去にこの職種で働いていた |
仕事内容の詳細 | 被収容者のお世話 施設の保安警備 |
この職業のここが良い | 公務員という身分、それに伴う待遇。普通それなりの待遇の会社に就職するには相応の能力が必要とされます。(民間だと事前に細かい応募条件やら書類選考があり、それらをクリアして競争の激しい面接を突破する必要がある) こちらの受験資格は主に年齢のみ、筆記や面接もあるけどかなり簡単なもの。やる気と健康と体力をアピールできてさえいれば採用され、それなりの待遇で雇用されます。昇任についても他省庁ではありえないくらい可能性アリ。(まあ容易に手に入れられる、いい想いができる!なんて美味しい話はそうそうない。それなりに犠牲にすることも多いのですが。。。) |
この職業のここが悪い | 上に書いたことと一部重複しますが。 給与面ではノンキャリであっても恵まれています。ただし、相応に犠牲にすることも多いです。勤務時間の長さ、勤務外の生活での拘束の多さ、職場の人間関係の濃さ(階級制に伴う上下関係。当然、職場外でも生きている)、我の強い職員が多い、職業柄常に付きまとう危険(主な仕事は犯罪者のお世話)。。。挙げればキリがありません。 特に濃すぎる職場の人間関係が大変でした。ここに限らずとは思いますが、外部との接触が少ない、閉じた職場に共通する特徴があると思います。仕事上のルールを守るだけでなく、村社会的な独自の秩序(合理性よりも情緒を重んじる)を守ることも重視されているかと。いわば一般の職場というよりは、職人気質的な職場だと感じました。(私もそれなりに大変でしたが、同期の話を聞くとまだマシなほうだったかと。それでも直属の上司に目をつけられ、色々と「かわいがって」いただいたこともありました) 職場に馴染む・馴染めないが極端に表れると思います。個人的な意見になりますが、いっそノンキャリ職員は武道拝命だけにしたほうが多くの人にとって幸せでは?とも思います。 応募前、私は「特殊な仕事ではあるが、それでも中央官庁の出先の仕事。施設の運営は合理性、体系的に考えられて行われているはず。」みたいに考えていましたが、そうでもなかったように思います。安易な気持ちで応募したこともあり、馴染むことができない、職場の戦力として働けている実感がない、毎日鬱屈した気持ちで過ごしていました。また偉い人から「お前向いてないよ」との助言をいただき、最終的に退職に至りました。当時は「せっかく公務員になれたのに」との想いが強かったのですが、今にして思えば退職は自分や当時の職場にとっても正解だったと思えるようになりました。 最後に偉そうなことを言わせていただければ。 刑務官の採用試験難易度は簡単です。しかし職場と人の相性の良し悪しはハッキリでます。公務員試験の滑り止め、のように安易に考えるのでなく、仕事とご自身の性格や価値観との擦り合わせをしっかり行う必要があると思います。 |
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