読む、書く、調べる、掘り下げる、苦吟するといった作業の繰り返...(翻訳家の本音)
職業 | 翻訳家 |
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投稿者名 | 洛中洛外 投稿日時:2013/05/18 01:22:44 |
年齢 | 35歳 |
年収 | 700万円以上800万円未満 |
給料 | [4点] |
やりがい | [5点] |
労働時間の短さ | [4点] |
将来性 | [4点] |
安定性 | [5点] |
翻訳家に対する評価者の属性 | 現在この職種で働いている |
仕事内容の詳細 | 読む、書く、調べる、掘り下げる、苦吟するといった作業の繰り返し。安定して食える水準に達するためには、体力や市場の分析力も必要。 いわゆる地頭または専門分野の体系的な知識、高い学習意欲と吸収力、それに謙虚さ(自己分析力とも)と市場分析力があれば、営業力は人並みで十分。タイミングをはずさず言うべきことを言う、変なところとは付き合わないなど、常識判断程度で足りる。分析力は原文の読解や裏取りの調べものに欠かせないので、継続して食べていくにはどのみち必要。 |
この職業のここが良い | 会社員から兼業フリーまで、働き方に多様性・柔軟性がある。ある程度基礎ができあがっていれば、1年現場を離れただけで浦島太郎ということもない。学生か学者に準じたスタイルの生活ができるので、一生学生をやっていたい人間には理想的。 納品先を安心させられるかそれ以上の品質を維持できれば仕事が途切れることはなく、食いっぱぐれがないという意味で安定性は高い。また現時点で機械と取り合うような仕事をしていれば別だが、高度な言語処理はサービス業などと同様、早々機械に取って代えられるものでもないと思われ、技術革新の時代にあっても比較的将来性がある。専門性の高い、あるいはニッチな分野は意外と対応できる人が少なく、過当競争もない印象。これは士業など、他の専門職と比べると特に顕著。また専門分野や前職での経験など、何らかのベースがあって参入する人も多いので、予備校や専門の院に入り直さなければほぼなれないそれらの職種と比較して先行コストは低く、昨今では費用対効果も高いといえる。 収入は実力+α営業力、その他社会人としての総合力次第。すなわち、実力が突出していればヒトとして多少アレでも下手な会社員よりは稼げるが、ほどほどだと生活費を稼ぐために営業力等でカバーする必要が生じる。無論、取引先や現場の上司も人の子、社会的適応力や良識はある方がいいのは言うまでもない。なお社交性はあってもなくても務まるが、孤独への耐性は必須条件。 |
この職業のここが悪い | 独善に陥りやすい。 SEの次ぐらいにパソコンの前に長居しがちなため、足腰を痛めがち。3年を過ぎる頃には独り言が癖になる。 基本、案件という名のプロジェクト・ベースなので完了時のすっきり感はあるが、常に勉強々々なのであまり気が休まることはない。頭の隅にはいつも仕事のことがある。ただこの辺はプロになれば、どんな職業でも同じかも知れない。 |
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