捜査部門(本部、署いずれも経験あり)(警察官の本音)

職業 警察官
投稿者名 田舎警察        投稿日時:2019/09/21 12:33:57
年齢 41歳
年収 500万円以上600万円未満
給料 1 [1点]
やりがい 1 [1点]
労働時間の短さ 1 [1点]
将来性 1 [1点]
安定性 2 [2点]
警察官に対する評価者の属性 現在この職種で働いている
仕事内容の詳細 捜査部門(本部、署いずれも経験あり)
この職業のここが良い 良いところは無い。
この職業のここが悪い 〇給料
 額面だとそこそこだが、時間外勤務の量と手当がほとんど出ないこと、自腹捜査を余儀なくされるケースの多さ、激務度を考えると安い。
 自腹捜査のことは触れている人が少ないが、本来捜査費を利用できるはずのケースでも手続きの煩雑さや監査で難癖を付けられることを考えて、自腹捜査をすることが多い。
〇やりがい
 まったく無い。
 捜査部門未経験の若手は被害者=善良な市民、被疑者=悪者といった図式で捉えがちだが、実際は被害者を装うクレーマーを相手にすることが多々ある。
 当直明けで帰る寸前にこの手のプロ市民が来ると殺意を覚える。
〇労働時間
 とにかく拘束時間が長い。
 6日に1回当直があり、さらに当直の合間となる日に休日夜間の自宅待機を命ぜられる日がある。
 当直明けもたいてい夕方まで勤務しているし、土日当直の代休も自係で逮捕被疑者がいれば、返上して、手当無しでの時間外勤務をすることになる。
 したがって、連休を取って、旅行するといったことは事実上不可能。
 働き方改革で休みが取れるようになっているのは一部の大規模県、人余りの警備や地域部門だけであり、慢性的に人員不足である田舎警察署の捜査部門にはまったく関係ない。
 管区学校等で大規模県の人と話すと自県の後進ぶりに愕然とする。
〇将来性
 財政難の田舎警察に将来性など無い。
 単に金が無いということだけでなく、仕事のやり方も民間企業と比べて、20年・警視庁あたりと比べても10年以上遅れているという印象。
 例として、わかりやすいものを挙げると
・未だに交通反則切符は手書き(警視庁では自動化されている)
・本部捜査員も一旦本部に出勤して、課長に出動申告してから捜査本部に向かう(大規模県では大抵直行直帰。なお、捜査本部が設置された署への移動時間は時間外勤務手当を申告してはならないという自主ルールがある)
・部内での連絡は電話とファックスが基本(本部報告をメールで送ったら、本部担当者からメールを送る前に電話しろなどとクレームが来る)
・パソコンもボロボロ(金が無い&外部ネットワークに繋がっていないのでいいだろうという理由でWindowsXPをサポート期限切れ後も使っている)
といった点が挙げられる。
〇安定性
 自身の不祥事で首になったり、飛ばされたりすることはともかく、部下や同僚の不祥事に巻き込まれて、僻地に飛ばされたりしている人もおり、安定性にも疑問がある。
 気に入らない部下やメンタルを病んだ者を辞めさせると公言するような幹部も未だにいる。
 この手のパワハラはまだまだ撲滅されておらず、当県では実際に処分を受けた警視が当たり前のように所属長をしている。
 この種の幹部に目を付けられると一見安定した職場も針の筵に様変わりする。
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