15年務め1年前に退職しました。在職中の10年以上を刑事...(警察官の本音)
職業 | 警察官 |
---|---|
投稿者名 | 元デカ 投稿日時:2023/09/22 04:52:39 |
年齢 | 38歳 |
年収 | 600万円以上700万円未満 |
給料 | [4点] |
やりがい | [3点] |
労働時間の短さ | [1点] |
将来性 | [3点] |
安定性 | [4点] |
警察官に対する評価者の属性 | 過去にこの職種で働いていた |
仕事内容の詳細 | 15年務め1年前に退職しました。 在職中の10年以上を刑事部門で勤務した経験がありますので、長くなりますが、脚色なくありのままの実態をお話します。 刑事の仕事は、終わりのない事件処理、休日返上の取調べや捜査、24時間以上の不眠不休は当たり前の劣悪勤務環境です。 逮捕の為に2日間眠らずに捜査し、朝方帰宅して3時間だけ寝てすぐに出勤という経験もあります。 幹部は「誇りと使命感」という洗脳文言を用いて部下を鼓舞しながら、理不尽なことを当然のごとく命令してきます。 年に数人は精神的に病んで休職し、人手が足りなくなり、残された者には更なる激務が待ってます。 刑事の仕事にドラマのようなカッコよさはなく、地道で泥臭い仕事が多いですし、ドラマのように犯人逮捕で事件が終われば良いですが、逮捕後の方が勾留期限に追われながらの取調べや裏付け捜査で大変です。 検察庁の検事からも都度、追加捜査依頼が来て、1か月は休んでいる暇はありませんし、逮捕が続けば無限に無休が続きます。 また、実際の被疑者は精神疾患者等がとても多く、取調べで会話が成立しないので、そのような被疑者と取調室という個室で毎日を過ごすのが地獄です。 ドラマのような心理戦ができる取調べは、ほぼないと思った方がいいです。 逮捕事件の捜査をしながら、日々の小さな事件も同時進行で処理しなければなりません。 亡くなった方の死因捜査をする検視という仕事も刑事の業務としてあります。 目も当てられないような無残なタヒ体もありますし、夏場の死後経過したタヒ体は見た目も臭いも衝撃的です。 そのような激務をこなしても、罵声を浴びせられることの方が多いですし、感謝の言葉をかけられることは、ほぼありません。 しかし、毎日事件は発生しており、仕事は無限に舞い込んできますので、そのようなことを気にしている余裕はなく、ただ淡々と業務をこなすのみです。 治安維持と言えば聞こえはいいですが、社会の黒い部分の清掃をするドブさらい仕事と言った方が適切かもしれません。 安定した身分と給与のためなら、思考停止し、無になれるという特技がある方や罵倒されると気持ち良くなれるドMな方には素晴らしい仕事なので、是非警察官になりましょう。 ただ、一生懸命するほど自分を追い詰めるので、生真面目な性格の方には向いていない仕事だとは思います。 ちなみに私は、家族や生活の全てを犠牲にして刑事業務に身を捧げていましたが、これ以上家族を犠牲にできないという思いや、一度きりの人生様々なことに挑戦したいと思い転職した次第です。 最後に、ここまでマイナス面ばかり話ましたが、私にとって警察での経験は唯一無二の良い経験になったとは思います。 警察官になりたい方は相応の覚悟を持ってなった方が良いことは間違いありません。 |
この職業のここが良い | 身分、給与の安定。 |
この職業のここが悪い | 厳しい上下関係、異常なまでの長時間労働、閉鎖的な組織体制、パワハラが多い、担当部署によっては休みゼロ、部署格差が激しい、生活の安定性はない |
honne.bizでは、警察官の職種に対する本音や、年収・給料などの賃金に関する満足度を集計している情報サイトです。警察官の、就職活動や転職活動、それに関連する資格試験や資格取得などに当サイトをお役立てください。