不満の方が多い中、中立の意見として。大規模施設の業務内容...(刑務官の本音)
職業 | 刑務官 |
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投稿者名 | 中立に 投稿日時:2019/10/30 23:56:19 |
年齢 | 32歳 |
年収 | 500万円以上600万円未満 |
給料 | [4点] |
やりがい | [3点] |
労働時間の短さ | [1点] |
将来性 | [5点] |
安定性 | [5点] |
刑務官に対する評価者の属性 | 現在この職種で働いている |
仕事内容の詳細 | 不満の方が多い中、中立の意見として。 大規模施設の業務内容は表事務(会計、庶務、用土、分類、人事、教育、国際対策)があります。 この中でも用土課は非常に残業、もしくは休日出勤の多い勤務箇所になります。 処遇部門(処遇事務も含む) この部門は毎日超過勤務を含む勤務体系です。 しかしながら超過勤務手当ては満額支給されません。 私の年齢で月6万円〜20万円と開きがあります。 平均値は8万前後です。 これは、祝日に勤務すると手当ては満額支給されますが、いわゆる平日の超過勤務はカットされています。これは公務員なので、年間の超過勤務手当ての割当てが決まっており、満額支給するととてもじゃないですが財源が足りないためです。 民間でいうサービス残業、みなし残業に当たりますね。 しかし、命令で勤務しているため、労働組合があった場合、100%国は負けるでしょうが、公安職のため労働組合がありません。なので階級が上がれば上がるほどモノ言える職種でもあります。 逆に言えば階級を上げれば下級の者に対しての命令は絶対です。 旧軍隊の体制に類似しているのではないでしょうか。 ちなみに霞ヶ関の法務省勤務はもっと激務で始発で家に帰り、9時にまた登庁(出勤)の勤務を繰り返しても超過勤務は6万円程度です。 これを見るとまだ現場は恵まれています。 処遇部門の約半数を制する夜勤者は4日に1回泊まり勤務(8時から翌日の9時くらい)の勤務の4交代制で残りの2日は休み、もしくは日勤の勤務が割当てられます。 年間休日は夏季休暇を含め約125日はあるかと思います。 年次休暇は取りにくい現状は変わりませんが、育児休暇などの特別休暇は10年前に比べ、かなり取りやすくなっています。(というか取れと言われます) 処遇部門は密に受刑者と接するので、役者的要素が重要になります。この役者とは受刑者を更生させるにあたり、真面目になることもあれば、バカになったように装い接する事も重要です。 これは精神疾患、欠如、発達障害の人も多いので、子供をあやすという意味でのバカという事で、本当に受刑者をバカにするわけではありません。(中には本当にバカにしている職員が居るのも確かです) 夜間は他の方がおっしゃるように巡回ボタンを押すのが仕事言っても過言ではありません。フロアの端と端にボタンがあり、定刻以内に押さないと理由を問われ、度が過ぎると報告書を書かされます。 この間自殺などされると規定の時間以内に巡回していれば罰は受けませんが規定を超えていた場合は転勤も余儀なくされる罰を受けます。これは3大事故といい(自殺、火災、逃走)刑務官が1番やってはいけない重大事故のためです。 その他、飲み会は非常に多い職場ですので、常日頃職員同士の人間関係も重要となります(これは業務中も常に同じメンバーのため) これができない方はこの職種にまず向いていません。 |
この職業のここが良い | 給与は民間の平均値を比べても上回るでしょう。 官舎住まいの場合、家賃、駐車場代は無料です。 |
この職業のここが悪い | やはり職員同士の人間関係につまずくとかなり居心地が悪いです。 そして受刑者も一筋縄ではないので、対人関係の取り方が下手な方は難しいかもしれません。 相手はヤクザもいるので修羅場の数は若手職員にとって乗り換えなければならない難関でもあります。 |
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