他の人と同じ(検察事務官の本音)

職業 検察事務官
投稿者名 正義の見方?        投稿日時:2019/05/14 19:21:11
年齢 32歳
年収 400万円以上500万円未満
給料 4 [4点]
やりがい 4 [4点]
労働時間の短さ 3 [3点]
将来性 2 [2点]
安定性 3 [3点]
検察事務官に対する評価者の属性 現在この職種で働いている
仕事内容の詳細 他の人と同じ
この職業のここが良い ・検察の捜査や公判の仕事は面白いと思う。ここはやりがいはあるし、真っ当な正義としての仕事ではある。
・ゆっくりとではあるが、民間会社で普通に守られているような、組織特有の考え方を社会の常識と併せて反映させていくような考え方が浸透している気がする。
数年前まではひどすぎたパワハラやセクハラは表面上は見かけなくなった。(他方で「本当はこの場面で怒鳴りたいんだろうな」と言う感じの上司・先輩は上の方にかなりいる)
・この世界の異質性を感じて将来に不安を感じて辞めましたし、そのこと自体は後悔はしていないが、いざ民間会社で働いてみると、検察事務官は仕事内容の割りに待遇はよかったのかもしれない。
・確かに、世間体もよかった。
・上司の人たちを見てみると、かつての検察ではパワハラ・セクハラやらいじめが常識化していたというのがなんとなく分かる。先輩たちからの話だが、責任転嫁やなすり合い、他人を陥れる罠がそこかしこに在ったらしい。確かに、その片鱗を垣間見ることもあり、本当だったんだろうなと思う。基本的に、今も上の人達は一緒に働く仲間をどこかで信用しきれていないように感じる。以前はとてもひどい体質の職場だったらしいのが対人態度からも伺える。だが、今も良い雰囲気を上司たち自身が醸し出したり、率先しているわけではない。ところが年功序列で「ところてん」のように上の人達が定年して辞めていく。十年後くらいにはどういう職場になっているか。もう少しは今よりさらに健全化するか?
この職業のここが悪い 刑事事件として送致されてくる事件の関係者やその中身は、やはり社会の底部のものである。これを毎日見ていると知らず知らずのうちに、そこで働く人の感覚も鈍化したりずれてきたりする。つまり、1人の働く者として、自分の価値観が日常生活上の常識とかけ離れていくものを感じる。だからこそ、意識的にこうした刑事の世界の常識と普通の日常生活、社会人としての常識感覚とをバランスをとり、その上に立てる人がもう少しいるのならば、この職場にも変な人は少ないのでしょうが、むしろこうしたバランス感覚を欠いてしまっている人、目を向けることが無かったと思われる人がかなりいる、と思われる。こうした人は、検察内部で共有化された意識を「今の検察庁の中の世界だけで通用するもの」とは考えずに「ここでの常識は一般の会社も含めて全ての社会に共通するもの」と思い込んでいる節がある。こういうのが本当の「困ったさん」なのだと思う。検察内部に非常識な人がいるというのは、こんな感じの人達。
この刑事や取り調べの世界で培われた「他人を責める考え方」「不利なことを認めさせると、自白させると、あたかも勝ち誇った意識・展望が開けた錯覚に陥る発想」などというのは、むしろ内部的に注視して、批判される対象だと思う。
大昔の検察(昔過ぎて、そんな時代に働いていた人は今は1人もいない)には、社会の底辺を支える考えから出たような、まるで自ら襟元を正すような、自浄化作用が働いたらしい。それが段々とおごり高ぶり、新選組のように機能したり、世直しの旗を揚げるかのような、本来の役割とはかけ離れた、尊大で傲慢で態度が生まれた。今までの不祥事もあり、これだけ世間の批判にさらされていながら、平気でマスコミを使って新聞やらテレビでOBを使って、お茶の間にしゃしゃり出る検察首脳部たちの姿には「恥ずかしい」と感じたりはしないのか?
強大な権力を一手に握る検察組織。本来は国民の厳しい監視の下で、不正があってはならないわけだから、国民が批判しやすい組織であるべきなのだろう。それがニュースソースを梃子に、マスコミに影響力を及ぼし「検察万歳」の声を叫ばせて、そういうドラマを流させたり、特捜事件であれば一方的に捜査中のはずの情報が表に出ていたりする。内部にもこうした不満はあるが、それをよそに、こうした点は、いまだにうつつを抜かしているようにも見える。
確かに、今の改革は、この腐敗から生まれた細部を掃除しているとは思う。しかし、腐敗の根源は無くなっていないと思う。
長い間、ろくに掃除も去れていない部屋をきれいにするのに、壁や床にこびり付いた油やらシミやらを取り除くのにはまだまだ労力と時間が必要。
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