裁判部・・・民事、刑事、家事を担当する各部署において書記官事...(裁判所事務官の本音)

職業 裁判所事務官
投稿者名 ますまろ        投稿日時:2022/04/05 23:21:53
年齢 25歳
年収 300万円以上400万円未満
給料 2 [2点]
やりがい 3 [3点]
労働時間の短さ 4 [4点]
将来性 2 [2点]
安定性 5 [5点]
裁判所事務官に対する評価者の属性 過去にこの職種で働いていた
仕事内容の詳細 裁判部・・・民事、刑事、家事を担当する各部署において書記官事務を補佐する。手続の案内、事件記録となる書類の整理、郵便物の作成発送など。

事務局・・・総務、人事、会計
この職業のここが良い ・仕事は楽
 仕事自体は楽で単純な事務作業が多いように思う。とりあえずは指示されたことをやっていればよく、ゆるく働きたい人には向いていると思う。ただし法律・規則・通達・事務連絡などルールが厳格に定まっており、ミスには厳しいので、正しいやり方を覚えて、それを守る必要がある。不真面目な人は向いていない。事務において自分の裁量は少ないが、それを割り切ってその中でできるだけ工夫したり、素早く処理したり、積極的に専門性(法律実務や書記官事務)を学んだりすれば、人から頼られるし良い上司に当たれば評価もされるので、やりがいみたいなものは生まれると思う。

・休暇が取りやすい
 家裁と会計、管理職を除けば残業はほぼなく、休暇もすぐ取れる。「さっさと終わらせて、暇になったら休む」という働き方自体は悪くなかった。

・社会的に信用がある
 裁判所に勤めていると世間からの信用度が高い気はする(ローンやカード審査がすぐ通ったり、賃貸物件がすぐ借りられたりする)
この職業のここが悪い ・給与が低い
 やってる仕事の楽さから考えるとこの給料でもしょうがない気はするが、やはり民間に比べれば格段に安い。向上心があり能力がある人ならば、よほど公に奉仕したい志でもない限りは民間企業に就職したほうがいいと思う。頑張っても頑張らなくても大して給与に違いは出ないからである。
・当事者対応がしんどい
 モンスタークレーマー気質のある当事者・利用者の対応に当たる場面もある。裁判所は公平中立を是としているため個別具体的な法律相談や身上相談には乗れないし、また法律に縛られているため融通が効かない対応をするしかないのだが、それをわかってくれない人がどうしようもないクレーマーと化す。
・将来性に不安
 事務官から書記官になるのが典型の出世コースではあるが、試験に合格して長期の研修を受ける必要があり、継続的に勉強するモチベーションがなければ万年事務官のままで給与が低い。
 書記官になっても、書記官自体が裁判官の補佐・下請け的な側面が強く裁量は低いままであるし、またデジタル化に伴って書記官という職種や裁判所の事務内容の将来性・存在意義がどうなっていくかは未知数であり、不安を感じざるを得ない。
この評価が参考になりましたか? 
参考になった人の数:18人中18人

honne.bizでは、裁判所事務官の職種に対する本音や、年収・給料などの賃金に関する満足度を集計している情報サイトです。裁判所事務官の、就職活動や転職活動、それに関連する資格試験や資格取得などに当サイトをお役立てください。