事務官として勤務していました。部署は裁判部(刑事・民...(裁判所事務官の本音)

職業 裁判所事務官
投稿者名 元サイジ        投稿日時:2022/11/16 22:11:10
年齢 30歳
年収 300万円以上400万円未満
給料 2 [2点]
やりがい 2 [2点]
労働時間の短さ 3 [3点]
将来性 3 [3点]
安定性 4 [4点]
裁判所事務官に対する評価者の属性 過去にこの職種で働いていた
仕事内容の詳細 事務官として勤務していました。

部署は裁判部(刑事・民事・家事・少年)と事務局(総務・人事・会計)に別れます。

勤務したことのある部署についてのみ記述していきます。参考にしてください。

1.刑事部(公判部)
民事立会と併せて、新採ポストである印象。(私も新採で配置されました。)書記官の補助として、定型的な職務をやります。(送達・勾留更新等起案)
組んだ書記官が日々怒鳴り散らして(モノを投げられることも...)くるタイプで苦労した記憶。仕事は楽だが、ほぼ毎日の怒声が辛かった。

2.令状部
警察等捜査機関からの令状請求を受付・審査・令状発布を行う刑事部内のセクションです。捜査書類を見ることが出来るのは面白いですが、所詮裁判所は受け身なので起案して終わりです。何かに貢献することはありません。簡判なんかは、どうでもいいような文言の訂正指示を出してきて嫌になりました。こんな調子だったので、配置から半年程でモチベは低下して虚無感...枝葉末節に拘って本質的で無い訂正指示を伝達することに嫌気がさすこともあります。

3.少年部
少年部は少年事件(少年犯罪)の審理を担当する家裁の裁判部です。事件送致の受理等を行い、書記官を補助します。
特筆すべきは、身柄を拘束した少年を自分達で護送することです。手錠腰縄を使用する珍しいセクションです。


4.事務局会計課営繕係

民間業者との保守や工事契約・国有財産管理・宿舎管理・その他多様な事務を行います。事務は膨大なのに、人員は少数で長時間の残業が慢性化していました。それもあって雰囲気も悪く、常に責め立てられて、陰口も多いです。上司は助けてくれません。メンタルをやられて休職者が続発する始末。
事務局は休職する職員が裁判部より圧倒的に多い。


この職業のここが良い 有給休暇の申請はしやすい。但し、繁忙部署では自分の首を締める。
この職業のここが悪い 1.給与について
事務官は薄給。事務局の激務部署に投入されても俸給は変わらず。損しかない。あげくは休職に追い込まれる。まともなやつが損をする。出来ないやつはそもそも激務部署には投入されない。

2.職場環境について
事件部は書記官ガチャ。よっぽどの強運で無ければ基本はマトモな人にあたって、雰囲気も良い。

事務局は環境が悪い。人員に見合わない業務量。いきなり激務部署に素人を投入して、休職→また投入→休職の人間パイ投げ。消耗品(せめて備品にしてくれ)になる。
休職者が続発しても何も変わらない。
専門性が求められるのだからじっくり育成すべきなのに。
雰囲気も重く悪い。陰湿。陰口が多い。小さなミスを延々責め立てられる。それでも誰も助けてくれない。ただ1人苦しむだけ。
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