中国の大学での日本語常勤講師(10年目)・大学生向けの受業...(日本語教師の本音)

職業 日本語教師
投稿者名 サラミ        投稿日時:2022/07/12 13:36:51
年齢 42歳
年収 300万円以上400万円未満
給料 4 [4点]
やりがい 5 [5点]
労働時間の短さ 5 [5点]
将来性 4 [4点]
安定性 3 [3点]
日本語教師に対する評価者の属性 現在この職種で働いている
仕事内容の詳細 中国の大学での日本語常勤講師(10年目)
・大学生向けの受業
「会話」「作文」「メディア受業」「日本語学」
・学内・学外イベント
「作文大会指導」「スピーチ大会指導」
・進学・就職紹介
「地元日系企業との連携」「留学相談と連絡の橋渡しなど」

・着任当初はほぼ会話しか担当してませんでしたが、経験が増えるにつれメディアを使った授業を担当させてもらえるようになり、学部の先生方と教科書を作ったり、論文の手伝いをし続けて、「もうできるでしょ?」と日本語学のコマを振られたりと慣れてくるといろんな科目を振られます。幸い事務作業はほとんどありませんので、新しい授業でも色々試行錯誤する時間もあり新たな知識が学生、教員(自分含む)にフィードバックできるという好循環で回っています。





10年前の自分の投稿を見つけて感慨深いものがありました。当時は「日本語を教える」ことが仕事の大半を占めていたように思いますが、10年経ち卒業した学生が留学し、大学に戻ってきて同僚になり、地元の日系企業様との交流が定期的に持たれるようになり就職説明会や出前授業ができるようになり、中国、日本の各大学院に在籍している学生と在校生の定期的な交流の場がもたれるようになりと、どんどん日本語を介した関係が広がっていっていることにびっくりです。また10年後に書き込みしてみたいものですね。

この職業のここが良い 10年前の投稿情報を更新(まさか10年後も同じ仕事しているとは思わなかったw)

・学びたい学生を後押できるという充実感。
・学生の成長を感じ取れる仕事であること。
・どうやったら理解が進むだろうか?という一点に注力できる仕事環境。
・優れたライフワークバランス

やるきがある学生の手助けができるのはもちろんとして、やる気がない学生がちょっと興味を持ってくれた。少しできるようになった。そして、そういうちょっとした成果を見せてくれるのがうれしい!

・今の大学の特徴ですが、10年前と変わらず教科書を渡される以外内容は自由で好きにやらせてくれる。ここ4年ほどは授業内容に制限が課せられた(思想信条ではなく教案に縛られるという意味で)大学の話も聞くようになり、いつまで持つかは不明ですが現状では大きな魅力です。

・学生の成長を感じられるのが魅力というのは10年前と変わりません。しかし、卒業生がさらに成長して同僚になるとは嬉しい驚きでした。素晴らしい点だと思います。


・ライフワークバランス
10年前と変わらずとても良いです。大学の前期後期に授業があり、冬休み夏休みも確保されておりその間も給料は変わらず出ます。この10年で中国自体が経済発展し、5000元だった基本給は倍以上になりました。コロナで日本語教師が減ったところに日本語人気で需要が高まり現在他に1校で非常勤もしています。元高の影響もあり月の給料が30万後半になり7万円の月給で働いていた10年前と比べ隔世の感があります。

この職業のここが悪い ・不安定な先行き

日本語教師の受業は社会情勢に大きく左右されます。コロナで雇止めになった先生方が多く出たなと思いきや、大学入試で日本語が優しくてねらい目になりここ数年で日本語学習者が爆増で教師足りず・・・ 当然そのうち逆回転もあるよねということで先は見通せません。
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