動物の治療。新人の場合は、まずは動物の保定、薬の調剤、検...(獣医師の本音)

職業 獣医師
投稿者名 いぬ        投稿日時:2017/05/06 15:50:22
年齢 24歳
年収 400万円以上500万円未満
給料 2 [2点]
やりがい 5 [5点]
労働時間の短さ 1 [1点]
将来性 1 [1点]
安定性 1 [1点]
獣医師に対する評価者の属性 現在この職種で働いている
仕事内容の詳細 動物の治療。
新人の場合は、まずは動物の保定、薬の調剤、検査機器の使い方など。看護士さんが行うことがすべてできた上で次に動物の治療。まずは入院動物の治療を、先輩と一緒に行うことが多いと思われる。
とにかく人間関係が大切。獣医は人医と違い、研修医制度義務化されておらず、町の動物病院(一次診療)に就職し、修行し、一人前になったところで開業という流れが多い。修行といっても、研修医のような指導医が存在することはほとんどなく、見て盗め、または、自分で勉強しろということが多いようだ。
また、動物病院は、狭すぎるコミュニティで、馴染めなければ終わり。同期がいないこともしばしば。患者に聞こえる声で怒鳴り散らす先輩も中にはいる。労働条件、人間関係、どちらか一つでもまともならやっていけるかもしれないが、多くの病院はどちらも問題があるようで、辞めていく人も多い。
まともな指導を受けることもできず、教科書による独学で、異常な労働時間とストレスのたまる閉鎖的な人間関係のなかで、患者から感謝されることを心の支えに自分の見失わずに続けていける自信のある人は、きっと大成できると思う。
ここまで書いてきたが、中にはすべてがそろった素晴らしい病院もあるので、そのような病院をかぎ分け、選ぶ能力を磨く必要があった、といまさらながら後悔している。
この職業のここが良い 動物に癒される。癖のある飼い主さんだとしても、飼われている動物に罪はありません。
学会などで大学の友人や先生方と再会できることも多い。
動物が助かって、感謝されたときは嬉しい。

この職業のここが悪い 一日12時間以上の労働は当たり前。(朝8時~夜8時)夜中に急患や手術があれば、さらに長くなる。
連休はほとんどない。体力が無ければ、休日はほとんど寝てしまい動けない。
職場によっては、自分の休日に手術がある場合、見学に来なければ、見になんで来ないのか、と逆に心配されることも。
医学部のような研修医制度はない。教育システム自体に問題があるように感じる。6年間学んだといっても、研究室次第では犬猫に実習以外で触れ合ったことのない学生も多い。
また、飼い主は病気だけでなく、しつけ、問題行動、栄養学など犬猫に関するすべてのことを知っていることを期待して、病院に連れてきているので、飼い主が求めることと、自分が勉強してきたことのギャップを感じることもある。すぐに答えられない自分に嫌気がさす。
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