・嚥下。ごくまれに失語・全職種にSTのリハは意味があると...(言語聴覚士の本音)

職業 言語聴覚士
投稿者名 パンダの宝物        投稿日時:2018/09/11 05:02:48
年齢 38歳
年収 300万円以上400万円未満
給料 1 [1点]
やりがい 1 [1点]
労働時間の短さ 2 [2点]
将来性 1 [1点]
安定性 1 [1点]
言語聴覚士に対する評価者の属性 過去にこの職種で働いていた
仕事内容の詳細 ・嚥下。ごくまれに失語
・全職種にSTのリハは意味があると布教する業務
・患者と会話する
・STなら嚥下を治せると演技し続ける
この職業のここが良い ・人によっては未解明の領域に挑むという満足が得られると思う
・患者さんに感謝される
この職業のここが悪い ・他職種からの無理解と無茶ブリに耐え続けないといけない。経口摂取がやっと開始できた時点でPTが勝手に歩行訓練して体力消耗させて全てパアとかザラ。「STなら食わせろ」の一言で片づけられる。
・PTやOTと違って疾患別では脳血管でしか加算とれない。人員基準要件によりPかOのどちらかが欠けていると脳血管リハⅢしかとれず給料分働きたくてもできない。つまりSTは需要が多いという養成校の話は完全な嘘。就職ですらPTOT頼み。(就活時採算が取れないと断られたことが何回かある)
・ST協会が無能。政治力無さ過ぎて摂食機能療法をPTOTにまで侵食されて唯一の強みの嚥下ですら存在価値が薄れてきた。
・昇給が1000円とか普通。よって学生時に無収入なら所得税が無い関係で上司より給料が多いという事態が起こる。その昇給ですら数年でカンスト。民間病院なら5年目以降は役職なければ全員同じ給料。
・女性が多いため未婚のこじらせた系のお局STが上司になると自分が高次脳機能障害起こしそうな程のストレスを受ける。
・STに限らず医療業界はかなり特殊。よって異業種から資格とった大卒二年課程上がりはだいたい病む。ST5年生存率50%以下なんて養成校で言われてた。
・リハ職は収入面で男性は厳しい。毎年1万人生まれてるPT。でも40代以降はリハ長クラスのみで忽然と姿が消えている。つまりそういうこと。STがリハ長になる例なんてめったにない。男性STも神隠しにあったかのようにリハ界からいなくなる。
・そもそも給料の元は病院ではなく国家予算。この先医療費削減されるから自分の職場だけが安いんじゃなく全員安い。転職しても大差なし。
・国公立系にいけば多少給料マシだがだいたい激務。給料がカンストする前に精神病んで辞めていく。
・サービス残業が当たり前。あと無駄な勉強会で定時上がりができない。同期で定時上がりしてる人30人のうち2~3人だった。
・休日の勉強会に半強制的に参加させられる。1円も負担してもらえない病院なら一回参加するだけで給料の25%ほどが吹っ飛ぶ。
・PTOTも共通してリハにエビデンスがない。患者に詐欺行為働いてる罪悪感に苛まれて辞めていく。トロミつけたお茶持っていって40分ほどダベるだけで国庫から数千円消えていく。その生活が定年まで続くかと思うと耐えられなくなる。
・2025年問題に向けて病院のベッド数が3割ほど減る予定。現在なら18単位がノルマのところが多いが人員も給料も増えず、ノルマが20や22単位になることが目に見えている。

一番いいのはこの業界に来ないこと。特に大卒二年課程の人(自分もそうだった)。医療系の国家資格だからといって安定するほどの資格ではない。また、すでにSTになった人もコンコルド効果によって辞めたくても辞めれない人もいる。でも子供がいるとか借金があるというような事情でもないなら異業種に早く転職することを強くお勧めする。まして何かやってみたい仕事があるならなおさら。リハの意義に疑問がある状態では自分だけでなく患者も不幸で誰も得しない。
現役のSTで意義を持ち続けている人は是非勉強を続けてリハ効果のエビデンスを少しでも見つけて患者に貢献してほしい。私には無理だったし患者に申し訳ないからSTには二度と戻らないと思う。
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