裁判所が何の仕事をしているかはググればいくらでも出てくるので...(裁判所事務官の本音)

職業 裁判所事務官
投稿者名 田舎小規模庁事務官        投稿日時:2025/03/02 12:59:18
年齢 24歳
年収 300万円以上400万円未満
給料 3 [3点]
やりがい 4 [4点]
労働時間の短さ 5 [5点]
将来性 4 [4点]
安定性 4 [4点]
裁判所事務官に対する評価者の属性 現在この職種で働いている
仕事内容の詳細 裁判所が何の仕事をしているかはググればいくらでも出てくるのでそちらを参照

事務官
裁判所で採用されるとまずこの身分
官とついているが、事務員といったほうが合っている
書類の作成(定型)、受付、コピーや書類運びなどの雑用
事務局や庶務担当なら、職員の出勤管理、会計事務、部品管理
ずっと事務官のままでいる人もいるが少ない
書記官になるための補欠のような立場でもある

書記官
裁判所内の試験を受けて、半年〜2年くらい研修を受ければ、書記官にグレードアップする
法律的には公証官(裁判所での手続きを正式なものとして証明する)であり、裁判官にもできない独立の役割がある
裁判の運営、手続きの進行など、裁判官がプロデューサーとするとディレクターのような立場
この職業のここが良い 庁と部署と仕事仲間によっては(←ここ重要)これ以上ないほどホワイト
定時退社当たり前、休暇は100%取れる、やることないので帰っていいですか、モンハンの発売日なので明日休みますで二つ返事で休暇が取れる
育休は男性でも長期で取る人が多くなってきている
変な人がたまにいるが、協調性があり穏やかな人が多い
裁判官というエリートもいるので、頭の悪い人は基本いない
職員自身も高学歴であることもままあり、その家族も東大だとか早稲田だとかいう人がごろごろいる
かといって高卒の職員の肩身が狭いということもなく、試験による実力主義の昇進である
ある程度のポジションについても勉強はし続ける必要があり、みんなそうなので、お互いそういう面で励まし合っている印象

最近だと、給料、特に初任給や若手の給料がかなり上がっている
世間の初任給アップの流れに乗ったかたち
高卒2年目とかでも結構もらえる

あと単純に裁判所で働いていると言うとかなり驚かれる、大したことしてないのに
満更でもない
この職業のここが悪い いい部署ばかりではなく、残業が当たり前の部署、メンタルがやられる職場の雰囲気、モンスターと呼ばれる職員が居座る部署もある
都会の庁は事件数が桁違いに多く、頭がおかしくなりそうな業務量らしい
事務局、管理職は休日に出勤して処理することもある
バリバリ仕事をしても、わかりやすい結果を出せる職業ではないので、ほどほどにやりたい人には向いているが、向上心のある人は辞めていく
男性に特に注意してほしいのが宿直
当番制で裁判所に泊まって、緊急で事件が入れば深夜でも叩き起こされて処理する
次の日の仕事は休みにならないので、有給を使って休む人もいるが、休めない場合は最悪寝る時間もなく働き続けることになる
宿泊の設備も庁舎が古くてお世辞にも綺麗とは言えない
土日の昼にある日直は男女ともにある
あとネックなのが異動
民事、刑事、事務局とあらゆる部署に短期スパンで異動させられるため、いつまでたっても仕事に慣れない
慣れていないのでミスが増え、ミスに厳しい風土なのでかなり詰められる
あとは物理的な移動
県外への異動はめったにないと言われているが、実際は人手がないド田舎や離島にも誰かが行かないといけないので、順番に生贄になる
小さい子供がいる人は流石に配慮されるが、それでも通勤が2時間半になったりする
また、代わりに独り身や子育て終わった退職一歩手前の職員が充てられる
ただ、デジタル化が進めば、在宅勤務やフリーアドレスが採用される構想が立っている
そうすれば無理な異動は無くなるのではと言われているが、まだよくわからない
今までアナログばかりで、世間から取り残され、昭和時代に戻ったような職場だったが、流石に最近政府にデジタル化しろと期限付きで言われてしまったので、今大急ぎで進めている
そのせいで現場に混乱が起きることもあるが、進むこと自体は望ましいことだと思う

ここまでかなり書いたが、個人的にはオススメできなくもない職場である
バリバリ働いてバリバリ稼ぎたい人、規則や小さい決まりを守るのが嫌な人以外は、まあまあ働きやすい
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