国内外の特許出願・中間、異議・無効、鑑定・各種相談、情報提供...(弁理士の本音)

職業 弁理士
投稿者名 もんどう        投稿日時:2018/01/28 12:59:21
年齢 48歳
年収 1000万円以上1200万円未満
給料 5 [5点]
やりがい 5 [5点]
労働時間の短さ 4 [4点]
将来性 3 [3点]
安定性 3 [3点]
弁理士に対する評価者の属性 現在この職種で働いている
仕事内容の詳細 国内外の特許出願・中間、異議・無効、鑑定・各種相談、情報提供など
この職業のここが良い 弁理士の良い点/悪い点は勤務形態、勤務先、ポジションにより全く違う。小生は中小事務所勤務、パートナーでは無いけど、管理職・リーダクラスですが、以前の勤務先(大手事務所やメーカーなど)や事務所内でのポジションの違う知り合い弁理士のとの比較で、顧客・仕事の取捨選択権や仕事の進め方、勤務時間など、色々と裁量の幅が多く自由度が一番高いポジションではないかと思います。もっと仕事をこなすとか、パートナーなどの役職を目指すとか、外内中心の事務所などの単価の良い案件の多い事務所に移るなどすれば、給与はもっと上がるけど、やりがい・経験を積む機会、収入、職位に伴う責任・束縛、勤務時間とプライベートの割合等の全体のバランスを考えると、これぐらいが丁度いいかなと思ってます。

その他、事務所勤務全般ですが、実力があれば、事務所間の転職は容易、実質的な定年無しに働ける(というか、職人の世界なので実力あって経験豊富だと年を取るほどに重宝される)
この職業のここが悪い ・一人前になるのに時間がかかる。人により異論はあろうが、10年前後は必要だと思う。
・資格だけでは食えない。あくまでも実力が必要(特に、なんでも幅広くが求められる中小事務所、独立した場合)。
・尊敬は受けるだろうが、大手事務所やメーカーで弁理士というのは、高位の役職に付かない限りあまり無資格者とやってることに差が無く、資格取得の意味が無い
・脳ミソへの負担が重い。経験を積んでベテランになるほど、難易度の高い案件が集まるので厳しいです。
・年中期限に追われるので、先々の予定を立てた上でまとまった休みが取りにくい
・独立した場合や人材に厚みの無い中小事務所だと、自分の仕事を肩代わりしてくれる人が居ないので仕事が集中すると悲惨なことになる。
・事務所によっては薄給激務や売り上げノルマの厳しいところも結構多い。しょせん大手でも事務所は中小企業なので、ブラックなところはとことんブラック。こういうところは何かと組織や制度がしっかりしている上場メーカーで技術者や知財やってるよりも辛いと思う。
・顧客(メーカー知財)に使われる立場なので、顧客が取捨選択できない立場(大手の平所員など)で、モンスター知財担当者にあたると苦労する。
・大手事務所は大手顧客からの値下げ要求や国内出願件数減少でジリ貧傾向のところが多い。仕事がパターン化、マニュアル化できるような単調なものが多いので楽ではあるが、この類の仕事はAI技術との親和性が高いので、将来、AIが進化・普及すれば顧客が内製化して仕事が激減する可能性もありそう。
・実力があれば1000万以上も可能だけど、税負担などの増額で引かれる分や、収入に伴う仕事量・責任の増大も考慮すると、アクセクせずにまったり働きながら700-1000万ぐらいがベストではないかと思う。1000万以上は税負担を考慮すると株で稼いだ方が効率良いと思うし。
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