「今日の授業はなんだっけ?」と子どもに聞く。それだけ準備も出...(小学校教諭の本音)

職業 小学校教諭
投稿者名 勝雄        投稿日時:2016/04/27 04:58:30
年齢 58歳
年収 500万円以上600万円未満
給料 3 [3点]
やりがい 1 [1点]
労働時間の短さ 2 [2点]
将来性 1 [1点]
安定性 3 [3点]
小学校教諭に対する評価者の属性 現在この職種で働いている
仕事内容の詳細 「今日の授業はなんだっけ?」と子どもに聞く。それだけ準備も出来ず、考える事もできない。
4月は信じられないほどの量の書類提出がある。
行政からの通達は、紙にすると年間厚さ2mを超える。まじめに読んでいられない。
行政はやらなくてもいい施策を打ち出し、「あれをやったか」「これをやったか」とどうでもいいアンケートを送ってくる。面倒だから「やった」とうそをつく。

最近、某学力テスト上位県の教務主任と話をして仰天した。なんでも3月の午後は授業をしないで自治体ぐるみで全国学力テスト対策をしているのだとか。
そういえばうちの県にも類似問題が県のHPにあって「必ずやるように」という通達が来ていた。
こういう事実をマスコミは取り上げない。問題に感じないのだろうか。実に不思議な仕事だと思う。
この職業のここが良い 介護や保育に比べれば給料はマシ。
でも残業手当が出ない。
この職業のここが悪い 学校で働いている人の2/3は非正規だって知ってます?
担任だって「教諭」は70%~80%で、あとは臨時雇いの「講師」。契約期間は数ヶ月~1年未満で、ひどいと思うのは契約が3月30日で打ち切られること。31日だとその分、給料が高くなるからです。正規教諭と同じ働かせ方しておいて、こういう仕打ちをするんです。
外国語講師も図書館司書も事務も用務員も支援員も全て1年~3年契約の非正規雇用なんです。
他の人も書いていますが、これで教育を重視しているとは、とても思えません。一億総活躍社会?そのうち一億総非正規社会で共倒れになりますよ。

学校バッシングや対応が難しい保護者の出現、ブラックな学校現場の超多忙な仕事ぶり、現場のことを考えない偉い人たちの教育政策などにより、若者が教員を目指さなくなっているそうです。
そうでしょうね。
加えて教員の世界って研修制度がまるでなっていないから、いきなり4月1日に配属、何の研修もないまま4月5日には子どもの前に立ち、すぐに授業参観。近年、保護者の目も厳しく、下手な授業は「なにあれ」となる。しょうがないんですよ。研修もないし、研修している時間もないまま膨大な事務仕事に終われて授業の準備なんか全く出来ないんだから。
で、学級がだんだんと騒がしくなって、そのうちに⇒学級崩壊⇒精神疾患で休暇⇒「講師」がやってきて、これまたうまくいかない⇒崩壊に拍車がかかって広がる⇒うまくいってるのは一部の教室だけで後は全体的に崩壊状態  が日常化してしまう。

「教師」という仕事が世間からどのように見られているかは想像できますが、外から期待されている事と内部の実情とにはずいぶん開きがあります。自転車操業の行き当たりばったり、泥縄式でその日暮らし、やればいい、終わればいいの適当主義がはびこっています。

これも中教審をはじめとする偉い人々が現場を省みることなく無責任に仕事を押し付けた結果です。
若者は教師を目指さないそうですが、とても良い事です。
優秀な人は別の職業を選ぶべきでしょう。
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