授業・学習指導だが、勤務時間内にその準備はできない。本気でや...(小学校教諭の本音)
職業 | 小学校教諭 |
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投稿者名 | サラリーマン教師 投稿日時:2014/09/17 16:59:18 |
年齢 | 58歳 |
年収 | 500万円以上600万円未満 |
給料 | [2点] |
やりがい | [1点] |
労働時間の短さ | [3点] |
将来性 | [1点] |
安定性 | [3点] |
小学校教諭に対する評価者の属性 | 現在この職種で働いている |
仕事内容の詳細 | 授業・学習指導だが、勤務時間内にその準備はできない。本気でやろうと思ったら、時間外労働をするしかない。 授業が上手だろうが下手だろうが給料には関係ない。どれほど教材研究をし、子供たちの学力を上げても給料には反映されない。 低学年では、朝から教師の机の上には山のような連絡帳。 親からのくだらない連絡ばかりだ。誰それにいやなことを言われたとか、忘れ物がないかどうか気になって夕べよく眠れなかったかに見てほしいとか。いちいち返事を書くのもバカ臭いが、これに表面上は丁寧に答えなければならない。実に大変な作業である。 大小便・嘔吐物の処理。子供のトイレの不始末は教師が後始末をする。ちょっとした怪我でも保護者に連絡。俳優業の子どもなんかとげが刺さっただけでお騒ぎをする。これの対応で一日つぶれることもある。 休み時間は子供が群がり相手をしなければならない。子供が次から次へとやってきて、延々と仮定の話をする。その間、笑顔で聞かなければならない。トイレにも行けない。給食もまともに食べる時間がない。勤務中の休憩時間など、あってないようなものだ。完全に労働基準法違反ではないか・・・という勤務実態だ。 登下校の指導・部活動・勤務時間を過ぎてからの会議・土日に駆り出される地域行事・夜のパトロールなど、法律違反の時間外勤務が多い。異常な現状だが、教師たちはみんな麻痺している。長い時間働いていることが熱意のある教師だと勘違いをし、地域や保護者もそういう目で教師を見るようになっている。 連絡網などに教師の自宅電話番号・ケータイ番号を平気で載せている。その結果、自宅に帰っても親の悩み事相談や苦情電話、家に帰ってからのトラブルなどの電話がかかってくる。これが異常なことだとだれも思わないのか。教師にプライバシーはないのか。 これから教師を目指す人は、教員というのはそういう現場なのだと覚悟を決めることが必要でしょう。 |
この職業のここが良い | 子供が好きな人には良い職業・・・・・かな? 本音で語ると、仕事はやれば延々とあるが割り切ってしまえばこんな時間でもPCに向かうことができる。 最大の利点は安定性。産休・育休が手厚く、復帰も容易。年休(有給休暇)や療養休暇も充実している。夏休み・冬休みなど海外旅行など長期の旅行ができる。 というと、「おばさんは仕事をしないで・・・・」云々という声が聞こえてきそう。しかし、今は若く情熱がある人も、私のように疲れる日がやってくる。みんな初めから仕事をしなかったわけではない。割り切って仕事を減らし、自分の人生を謳歌するようになっただけだ。若い人が私の年になった時、「おばさんはしょうがない・・・・」といえるかどうか? |
この職業のここが悪い | くだらない書類仕事が多い。海外旅行に行くときなど面倒くさい。ツァー内容が決まっていないのに意地悪な管理職が「どこそこのホテルの電話番号まで記載しろ」などと言うことがある。 保護者がうるさい。ベテランに敬意を払わない。教師を見下し、平然と文句を言う。他の人も書いているように、文句の内容も無茶苦茶で答えるのもばかばかしいものばかり。入学式の翌日、「入学式の名札をもらってないんですが」と言ってきた母親がいた。入学式の集合写真に子供の胸にしっかりと名札がついているのが写っていた。自分に非があるのに平然と要求してくる親が増えた。 教育委員会も「教育はサービス業」とか「教師は24時間365日教師だ」とか平然と言う。だったら24時間365日分の給料を払え、と言いたくなる。 復命書の書き方がどうの、要録の書き方はこうでなければダメとか、授業や子供とは程遠い仕事が山ほどある。 理科実験用のアルミホイル1本買うのにも苦労する。カタログを見てカタログ何ページの商品番号何番のを、と伺い書に記載しなければ決裁が下りない。そうして買ったアルミホイルは1本なんと250円。民間ではありえないお役所仕事である。こういう仕事を後生大事にしている。だからと言って自腹を切るのも腹が立つ。 たとえば休日にスーパーなどで買い物をしても、「先生が○○を買っていた」などと言われる。どこかで子供や家族に出会うと、「どこそこに行って何をやっていたの?」と子供がしつこく訪ねてくる。休日に何を買おうがどこに行こうが大きなお世話だ。 暑中見舞いで北アルプスから子供にはがきを送った教師がいた。これが思いもかけず親の不興を買ったという。「一生懸命働いている親だっているのに、自分は涼しいところに行って」とか「そんな暇があったら教材研究をしたら?」とかいう類のものだ。また、絵のサークルに入って絵を出品した教師は、「教師」という身分が周りにわかると、サークルメンバーに「子供を放っておいて絵を描いているんだ」と嫌味を言われたという。 最近、世の中がますますこういういやな目で教師を見るようになってきたと思う。明らかに私たちが若いころとは違う。 将来性はない。まじめにやっているとバカを見る。そういう職業である。 |
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