他の人と同じです。(検察事務官の本音)
職業 | 検察事務官 |
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投稿者名 | かつて事務官をしていました 投稿日時:2018/07/12 20:54:02 |
年齢 | 41歳 |
年収 | 500万円以上600万円未満 |
給料 | [5点] |
やりがい | [3点] |
労働時間の短さ | [3点] |
将来性 | [3点] |
安定性 | [5点] |
検察事務官に対する評価者の属性 | 過去にこの職種で働いていた |
仕事内容の詳細 | 他の人と同じです。 |
この職業のここが良い | 刑事の仕事はそれはそれでやりがいのあるもだと思います。 刑事法を学んだ方は、実際にこれを活かせる数少ない場面だと思います。 また、個々の事件における人間模様やその背景にあるもの、事件に関連する人々の思いなど、携わってみて向き合った甲斐があるものもたくさんありました。 これから志望される方も、これらの点は期待してもよいと思います。 表面的ではあれ、露骨なパワハラやセクハラは出来なくなったようですから、以前よりは幾分よくなったのかもしれません。 ただ…私もせっかく試験に受かった就いたはずの職業を辞めただけあって、今でも検察に対する印象や思い出がとても悪いものなのです。 後述するようなことが気にならず、組織体質に疑問を抱かぬままに「仕事が面白い!!」と感じ取れる方であれば、どっぷりとこの世界に浸かって生きるのも一つの生き方かもしれません。 |
この職業のここが悪い | 男社会との記述がなされていますが、私の印象ではそれにとどまりません。 物凄く独善的で、「俺たちはいつも正しい」とでも言いたげな、ろくに反省ということもしない組織に見えました。 ここでは、アクの強い蹴落としあいというか、出世競争の延長戦のような、わざと悪い噂を広めたり、これを何人もの間で共有しあったり、上司の目の振れる形で失態を暴露させたり、閑職に追いやり出世の道を断とうとしたり、孤立に追い込んだりなど、入庁して驚いたことがたくさんありました。 飲み会に行くと、大抵こんなことばかりでした。 この組織は明らかに一般性を欠いています。 ここで人生の長い時間を過ごしてしまうと、きっとこの世界でしか生きられなくなるでしょう。 私のいたときは、検事につぶされた同期もいました(「つぶし」なんて言う言葉は、この検察社会ではごく普通に使われるんですよ!)。 これが刑事の職場の実態か?と目を疑ったことです。 入庁して日の浅い私も、散々馬鹿呼ばわりされました。 ある日、庁舎の屋上で仕事をして階下に降りた時「お前も自分の馬鹿さ加減に気が付いて、いよいよ屋上から飛び降りるのかと思った。もしやるならあの世でも達者でな」とある係長から言われました。 今でも検察の外の他人にこのエピソードを説明しても信じてもらえないことがあります。 こんな非常識、きっと入らないと分からないでしょう。 ですが、私がいたころはこんなのが当たり前でしたから、学生時代のサークルやゼミの人間関係の方が余程大人で紳士的に思えたものです。 ※今は変わったのかな?この組織体質は生来の性格からくるものに見えたので、そんな簡単に根本的に変われるものではないと思います。 退職後の今は、大手の不動産会社で営業の仕事をしています。 今の会社では、どんなに他人に噂を広められようと、根拠のない評判によって落とし込められようとも、仕事の成果は「営業成績」という極めて客観的・明確で嘘のつきようがないもので出てしまうので、噂なんてどこ吹く風の話です。 対人的な接遇の洗練さや人のために貢献して成果を出すのにどれだけ頑張れるかは、今の営業仕事の必須です。 ですが、これらの点を持ち合わせていると、検察組織内ではマイナスに働いたり、他の事務官から嘗められて責任転嫁のきっかけにすら機能すると思われます。 ※だから、「検察で活躍できないならどこに行ってもダメ」などという意見は、全く信じるに値しないというのが私の持論です。きっと事務官を一定方向に追い込むために言われている考えなのでしょう。検察組織の体質の特殊性や社会的な立ち位置を理解しない人の発言と思料します。 今から考えると、検察事務官社会の競争は権謀術数の渦巻く、一寸先は闇のような怖いところという印象でした。 私がいたころは、女性の前でも厚かましいようなセクハラ発言は頻繁になされていました。 それが先日は、高検の検事がセクハラ発言の責任を取らされたとニュースを聞き、この点だけは変わったように見えます。 ですが、どれほど本当に浸透しているものか…。 多分、脈絡と続けてきたしたい放題の欲求に対して、セクハラやパワハラへの注意は表層的なものに留まるでしょうから、組織内部では相当な無理がかかっていると推測します。 昔からこの組織で働いている方は、酒の席では御注意ですね。 この点については、今の私の会社では意識的な対策など必要なさそうです。 昨今の風潮に関係なく、検察で普通に語られていたようなセクハラ・パワハラ発言をしたていたら、今の会社では管理職もろとも責任を取らされます。 きっと裁判所でも同じでしょう。それが検察では日常的な光景として見過ごされてきたような組織なのです。 |
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