例えば、歯科検診がある。歯医者が検査して終わり。なのではない...(小学校教諭の本音)

職業 小学校教諭
投稿者名 先生        投稿日時:2017/04/29 11:15:05
年齢 49歳
年収 500万円以上600万円未満
給料 3 [3点]
やりがい 1 [1点]
労働時間の短さ 1 [1点]
将来性 1 [1点]
安定性 3 [3点]
小学校教諭に対する評価者の属性 現在この職種で働いている
仕事内容の詳細 例えば、歯科検診がある。歯医者が検査して終わり。なのではない。
歯医者が言うように歯式書類に記録をする。歯に関してまるで素人の教師が、歯科技工士のような書類書きをする。さらに歯の本数やむし歯の数、処置した数を記入する。むし歯があると、親向けの手紙を作成する。その手紙の回収も担任の仕事だ。
こうした検査だけで内科・歯科・眼科・耳鼻科・尿検査・聴力など、たくさんある。そのたびに書類を書く。気が狂いそうな量である。
授業参観があるとそのための資料作成や親向けの手紙、懇談会の資料、懇談会が終わったらその記録の提出。何かあるたびにいちいち書類を作る。
こうした書類を作っている間に、子どもが公園でけんかをしただの忘れ物をしただの親から電話がかかってきて、いちいち対応しなければならない。電話は長いときで1時間にも及ぶ。
これが4月終わりのある一日の一コマである。
これが延々続く。普通の神経では、やっていられない。
この職業のここが良い 免許更新とか面倒臭いが、そう簡単にはクビにならない。
年々良いところがなくなってきていると感じている。魅力のない職業になりつつある。
子どもの成長を感じるのは喜ばしいところだが、親がとても面倒になってきていてプラス面を吹き飛ばしてしまう。だからトータルするとやりがいは低い。
この職業のここが悪い 相当なブラック職場。世の中の人が想像するよりはるかにきつい。職場の人間関係も校長や教頭との関係も、およそ「教育」の名に値しない。管理職が無能で無責任の場合は最悪だ。
教員の多忙化とかブラック化した仕事内容とかネットの時代になってたびたび取り上げられるようになった。文科省もそういう実態は把握し、何とかしようと考えているらしい。
でも、「道徳の教科化」「英語週2時間」など、現場に更なる負担を押し付けようとしている。
先日の全国学力テストでは、「保護者向けアンケート」なるものが配布され、担任は子どものナンバーと配布する保護者のナンバーが一致するようにアンケートにもアンケート袋にもシールを貼り付けた。これだけで1時間かかった。
このように「先生って忙しくて大変ですね」とか言いながら「でもこれも必要だからやってね」と、次から次へと仕事を押し付ける、これが今の教育現場の実態だ。
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