専門分野の講義が中心だが、一部近接領域の講義もせざるを得な...(大学教員の本音)

職業 大学教員
投稿者名 くろやぎさん        投稿日時:2022/02/03 13:40:08
年齢 61歳
年収 600万円以上700万円未満
給料 3 [3点]
やりがい 5 [5点]
労働時間の短さ 4 [4点]
将来性 4 [4点]
安定性 4 [4点]
大学教員に対する評価者の属性 現在この職種で働いている
仕事内容の詳細  専門分野の講義が中心だが、一部近接領域の講義もせざるを得ない。一から勉強しなおして講義資料を作っている。本学は小さい大学なので1年生からゼミを実施する、きめ細かさがウリ。長年の教員生活でこのあたりは楽しくやっている。教育系なので教育実習の担当をすると渉外が多く、なかなか気を遣う。あとは入試に関わる業務が案外大変で2~3月は結構忙しい。そして、研究。論文を年1回は書くことを目指しているがなかなか進まない。研究者の教員はアンケートを郵送して研究のネタにしているが、前職時代に大学から突然送られてくるアンケートに貴重な時間を奪われた身としては、なかなかそれはできないのが悩み。コロナでなかなか外に出られないので、インターンシップや教育実習が取り止めになり、それの代替講義等も突然やる必要が起こってくる等のことはある。また、地域の学校や教育委員会からの講義依頼はノーギャラでも地域貢献として断らずに受けている。仕事の配分は、講義等の学生教育4、渉外2、研究2、学務1、地域貢献1というところか。
この職業のここが良い  県立学校の管理職で定年退職後、縁もゆかりもない土地の大学公募で准教授に採用され、単身赴任中。専門分野は30年務めた実績なので、なじみ深い。自由裁量での勤務が助かる。研究時間確保は自分次第。そもそも教育者なので講義と卒論指導に力を入れている。何より、今までのように組織を背負っている的なプレッシャーはない。
 給料ははっきりいって2/3になりました。県立学校の管理職の方がダントツに年収は高かった。再任用で県に残るのとあまり変わらない年収。単身赴任の生活費や時折帰る新幹線代はマイナスになる。ただし、やりがいは大学の方が格段にある。学生とのやりとりや、地域の学校への訪問等、実に刺激的である。残りの人生、楽しく有意義に仕事をしたい。
この職業のここが悪い  小さい大学なのに派閥的なものがある。今までさんざんそういうことに対応してきたが、やっぱりここでもそう。しかし、慣れていると言えば慣れているので、適度な距離を置いている。前職時代には研究する時間がなくて苦労したが、いざ研究する環境があっても、研究モードになかなかならない。贅沢な悩みがある。
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