医療機器の操作・保守点検が役割の医療職種。私が携わっ...(臨床工学技士の本音)
職業 | 臨床工学技士 |
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投稿者名 | 管理職 投稿日時:2020/11/17 03:39:28 |
年齢 | 35歳 |
年収 | 500万円以上600万円未満 |
給料 | [3点] |
やりがい | [2点] |
労働時間の短さ | [3点] |
将来性 | [1点] |
安定性 | [3点] |
臨床工学技士に対する評価者の属性 | 現在この職種で働いている |
仕事内容の詳細 | 医療機器の操作・保守点検が役割の医療職種。 私が携わっている業務は、管理職業務、人工透析、人工呼吸器管理、急性期の血液浄化、高気圧酸素療法、院内の機器管理。 一般的にはその他に心臓手術時の人工心肺装置の操作、心臓カテーテル検査・治療、ペースメーカーの植込み・ペースメーカー外来、内視鏡など。 |
この職業のここが良い | 職場を選ばなければとりあえず仕事はある。 専門的な仕事なので仕事としてはおもしろいし 、仕事に興味を持つことができればやりがいも感じられると思う。 給料に関しては資格取得の難易度相応の額だと思う。(国家試験の難易度は低いし、養成校の偏差値も低い) |
この職業のここが悪い | 主に看護師さんとの比較になります(主観も大いに含まれます) ・独占業務がない 臨床工学技士でなければ絶対に行うことができないという仕事がないので医療従事者の中では立場が弱い。 ・病院に存在しているだけでは利益を生まない 例えば看護師だと病棟に勤務させる人数によって加算が取れて病院の利益になることができる(要するに病院の中に存在しているだけで金を生む)が臨床工学技士に関してはそういったものがないので医療従事者としての立場が弱い。 ※医療機器管理料は算定できるが極めて安い ・忙しい病院は死ぬほど忙しい 特に心臓に関わる仕事は大変で、オンコールや当直などでプライベートが犠牲になる。 日中普通に仕事をして家に帰ったあとに3〜4回病院から呼ばれることもザラ(ちなみに緊急の心臓カテーテルでの呼び出しで、一回あたり治療の内容にもよるが2時間程度は仕事することになる)でさらにその翌日寝不足で普通に仕事をしなければいけないこともよくありました。 ・仕事の幅が狭い だいたい大まかに透析か人工呼吸器か心臓カテーテルか人工心肺か院内の機器管理を行うことになるが、看護師と比較すると圧倒的に病院の中で携わることができる仕事の種類が少ない。 なので高い金と短くない時間を使って学校を卒業して資格を取って働いても、働き始めてから仕事がどうしても自分に合わないと感じてしまったらそこから人生の方向転換をすることが難しい。 ・転職の幅も狭い 先述したように業務が限られているので転職するにしても病院か透析クリニックか病院関係の卸業者くらいしか転職先がない。 看護師の場合は病院以外にも、街のクリニックや介護施設、訪問看護など働き方がたくさんあり、保健師の資格を持っている方ならさらに行政の仕事にも携わることもできる。 病院の仕事が自分に向いていないと感じてしまったときに取得した資格を活かしてこれだけたくさん違う働き方を選ぶことができるのでとても魅力的な資格だと思う。 ・他の医療従事者と比べると体(病気や治療)自体に対する知識が足りない これは現職の方の中には反論される方もいらっしゃるかとは思いますが、臨床工学技士は機械屋さんで体のことは二の次みたいな風潮があって患者を診る能力が他の医療従事者と比べて圧倒的に劣っている場合が多い。 チーム医療という言葉があると思いますが、いろいろな医療従事者(例えば看護師や薬剤師やリハビリや放射線や検査技師や臨床工学技士など)がそれぞれの専門性の元に患者さんを良くするために意見を出しあって最終的に医師の指示の元治療にあたる。ということですが、臨床工学技士は機械のことはわかっても体のことがわからないことが多いのでそもそもまともな意見を出すことができずチームに参加するに値しない存在であることが多い。 もうなんか自分で言ってて悲しくなってきた。 もし今学生の方が見ていらっしゃるなら、臨床工学技士になるくらいなら看護師になった方がいいです。 臨床工学技士の大半が携わっている透析ですが、今は患者は増加していますがこれから社会構造の変化の中で患者数が減少していきます。 透析患者さんが減れば本当に臨床工学技士なんか必要ない存在になってしまうのでもしかしたら食うのにも困る時代がくる可能性だってあります。 ちなみに自分は医療とは全く関係のない資格の取得を検討中です。 |
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